最新号(オールスター特集号)をご覧になっていただいている前提で書きます。

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小野さんの「もう1尾デカいのいるぜ!」パフォーマンス



2日目、小野さんが釣ったスポットはたった一ヵ所、佐原のテトラ帯だけでした。

そこに入って朝イチのラッシュで鮮やかに逆転優勝を決めた小野さん。

このハイライトシーンがあまりにもまぶしいので見えなくなってしまいそうですが、
2日目にウエイインした5尾は、すべて朝イチに釣った魚でした。

朝の時合が過ぎたあとはノーバイトの時間が長く続き、
我慢しながら釣っても釣っても釣っても(これも凄いことですけれど)入れ替えできず……。

村川勇介さんとのウエイト差(2400g)を考えると、搾り出しつくした感のある佐原を離れ、ほかのエリアのテトラ帯でスコアアップを目指すという選択肢もあったはず。

小野さんは1日目に常陸利根川などでもテトラ帯を釣っていましたが、そのときキャストしていたのはシャッドとスピナーベイトのみ。

スモラバという釣り方に辿り着いたのはラスト30分のことでしたから、2日目はスモラバを試したいエリアがたくさん残っていたわけです。



「正直、(動くべきか佐原にとどまるべきか)かなり迷ったし、動いてたらどうなってたのかは自分でも興味があるところだけど、優勝という最良の結果から考えると、冷静に『とどまる』ことを選択できたと思う。

もう一回(佐原のテトラ帯に)時合が来る可能性も多分にあったから、そのチャンスをモノにしたいという気持ちが強かった(※実際、入れ替えはならなかったものの、さらに3尾をキャッチした)。閘門の往復に1時間を費やしたら、そのタイミングで時合を逃すかもしれない。焦れずに、とどまることが攻めになるという判断だね。

それと、リスクを抑える意味でも、佐原から動かないほうがいいと考えた。低気温下で、朝イチからライブウエルを回しっぱなしの、流れに逆らってステイするためにエレキを踏みっぱなしだったから、バッテリーがけっこうヤバいぞ、と。

単日6kgを目指して北浦へもう一度走りたい。でも、リミットが揃っててボートトラブルで帰着不能には絶対になりたくない。この5尾を(会場のお客さんに)見てもらうことはプロとしての義務でしょ。

……それでも自分は動きたいタイプだから、堪えるのに苦心しましたよ(笑)。
『プラで、シャッドで手応えを得ていたエリアで、同じコースにスモラバを通せば食う』ことがわかってたからねェ……、フレッシュなエリアでハメ直せばマジで6kg行くかも、と」



2012年大会の特集号がお手もとにある方は、5位入賞した小野さんの記事を読み返してみてください。

「超プラス思考で、自分が楽しい夢を見られる試合をする」小野さんにとって、2013年大会2日目の「動かなかった数時間」は、拷問のようなものだったのではないかと思います。

優勝したうえで「タラレバ」を言うアングラーも珍しいと思いますが(笑)、そんな小野さんだからこそ、ズドン!とビッグスコアを作ることができるのだとも感じました。

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小野さん「(2日目に)北浦や常陸利根川へ行ってたらどうなってたんだろう……?」の図。どうなってたんでしょうか

(ホリベ)